はじめまして。大学三年生のまつと申します。
去年の十一月ごろから編集部でお手伝いをさせていただいております。
大学に入って一番初めにやったアルバイトが、リアル「千と千尋の神隠し」のようなハードな小籠包屋さんだったので、大好きな文学の世界に触れられて、しかも人々が優しいという夢のような職場に入れて幸せだな、楽しいなと思う日々でございます。
初めて日乗を書く仕事を仰せつかったので、ここに来た経緯の話をさせていただくと、
小籠包屋さんを辞した後、苔のような生活をしていた私は、「もう働きたくないでござる」と思っていました。そんな折、ふと、大学に入ったばかりの頃に目にした「三田文学編集部」に関する記事を思い出しました。どうして思い出したのかはよくわかりません。でも、とにかくふっと思い出し、同時に、サークルの先輩が三田文学のイベントの告知をしていたのもふっと脳をよぎりました。
そこからは細い糸を辿ってゆくような気持で、私らしからぬ行動力を発揮し、その先輩に連絡をしてみたところ、たまたまその先輩が編集部で働かれていて、その上とてもお優しい方だったので、ダメもとで紹介していただけることになり、しかもたまたま近々採用面接をすることになっていて、面接を受けることになりました。怒涛の偶然の連続に、綱渡りしてみたらできてしまったような、不思議な感覚になったのを覚えています。
そしてなぜだか面接にも受かってしまい、私は今編集部でこの文章をを書いている……。不思議なことですね。人生って案外運と縁の細い糸を手繰っていくようなものなのかもしれません。
採用通知のメールが来た時も、(絶対落ちてると思っていたので)半日かけて開いた後、震える手で線香に火をつけ、思わず仏壇に祈ってしまいました。
ともかく今はたのしく働かせていただいております。今後もよろしくお願いいたします。
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- 書いた日:2019-07-02
- 書いた人:まつ