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愛の海

ぼくはもうあまりほしいものがない。
無償の愛を知れば、もうなにもかもよかろうなのだ。
なにせじぶんから湧き出た水を飲むまでは渇きっぱなしだった。
ところでぼくは、人生の行きつく先まで見てしまった…
ひとり遊びがきわまって、神々と遊んだせいで、
もうなにもかも青ざめた。
それは賢者の石へと変わった魂のせいだ。
万物は黄金、体は健康、真理は自ずと現れて、
魂だけが、神のもの!
おおこのすばらしさ、光の祝福!
山頂だけが許されたあずかりものだ。
簡単なことさ、先を生き過ぎた、はるか未来を。
だが、さて、あとはしぼむだけなのだろうか?
それともなにか、演じるのだろうか?
大洋の一滴ともなるだろうか?
ぼくは?
ともあれ、だ。まだすこしほしいものがあるぞ。
あの女神にあわなくっちゃぁな。黄金の体、人生の極み、
比類なき美のアフロディーテに。
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三田文学編集部

mitabun

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