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最近、土地の話を聞いたり読んだりするのがたまらなく好きなんです。
歴史を探る学術的なものから、小説の風景描写まで、とにかく何でも読みます。

ところで、一月の末日、下北沢にあった有名なたこ焼き屋さんが閉店しました。
僕自身は数回しか行ったことがないのですが、地元の人々に愛された、昔からあるお店でした。
外観は決してきれいなものとは言えないけれど、店主の方もやさしく、本当にあたたかいお店でした。
下北沢は今、駅を大々的に改装しています。どうやら新しく駅ビルを建てるそうです。
駅だけでなく、最近は新しいお店がどっと増えたような気がします。
そうして昔ながらの風景は消えつつありますが、演劇や音楽、そして文学など、下北沢には若者を中心とした文化があります。
そしてその文化への思いや情熱は、土地自体に深く根付いている。
いくら時代や風景が変っても、下北沢に生きた人々のそうした『におい』はいつまでも受け継がれるのではないでしょうか。

僕は、人間や時代を超克していく何かがあるというところに、土地というものの魅力を感じているのかもしれません。
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三田文学編集部

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